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スワップ狙いとは
以前、トルコリラ/円 スワップ狙いは有りか無しか?という記事でトルコリラについて考えてみました。
そもそもスワップポイント狙いとは、通貨ペアの金利差でもらえるスワップポイントをコツコツ積み上げる方法。
高金利通貨と金利が低い通貨ペアで高いほうの通貨を買って長期保有する事で日々なにもしなくても金利が入って来るというもの。
為替変動リスクがある為、リスクが高いとも言われています。スワップポイントをコツコツ貯めるよりも先に為替変動での含み損を抱えてしまうという事です。
トルコリラ/円はまさにその通りの通貨。3年以上下がり続けているので、スワップポイントよりも含み損が増えるスピードのほうが速いのでどんどんマイナスが膨れ上がっていきます。
たけるも長期間トルコリラ/円で買ってますが、含み損が増えていく一方でトホホな状況。特に今年に入ってから、最安値更新の連続。
メキシコペソ/円はどうでしょう?
メキシコペソとは、FXではMXNという通貨コード。
北アメリカの南のアメリカに隣接している国。アメリカ大統領のトランプ様がの政策で移民対策として、メキシコとの国境に壁を作る云々のあの国の通貨。
政策金利は、2018年3月時点で7.5%。トルコリラの8%よりは低いですが他の国に比べれば高金利です。2015年時点では、3%でしたから、金利爆上げ中です。
MXN/JPYの月足チャートを見るとこんな感じ。
2016年11月のアメリカ大統領選挙でトランプ様が当選した時期に大底の4.75円からじわじわと上昇して現在は、5円台後半という所。
トロコリラと違う所は、上昇トレンドとは言い難いですが、反発している事とボラトリティが低い事。
月足ATRが、0.4~0.6という事は月に動くのは、40pips~60pips程度。
為替変動が少ないように見えます。為替変動のリスクは少ないのではと思います。
長期保有するにはいい通貨かもしれません。
まあ、通貨自体の取引量が少ないようですので、チョットしたはずみで価格が飛ぶ事とかはあるでしょうし、今後のこの値動きのままかはわかりませんがまずは、下値目処は、4.75円として現状の5.8円程度から下値まで下がった場合は、約-1000pipsですから1万通貨辺り1万程度の含み損という事になります。証拠金に余裕を持たせて保有数を調整してリスクをとればいいのかと思います。
下値、4.75円からは少し上がってしまいましたが、現時点では、まだ割安ではないかと思います。
MXN/JPYを取引できるFX業者は
MXN/JPYを取引できるFX会社ですが、少なくて、調べた範囲では下記4社。
- 為替ドットコム
- FXプライム
- ヒロセ通商
- マネーパートナーズ
スワップポイントは各社違うでしょうが、たけるが口座開設している業者はヒロセ通商。
こちらのリンクから口座開設できます。
ヒロセ通商では、MXN/JPYの最低取引通貨数は、1万通貨からで必要証拠金6000円
肝心のスワップは1万通貨あたり、10円/日程度。
為替変動に耐えられるぐらいの保有数に抑えながらなので大した利益にはならないでしょうが何もしなくても確実に、日々、スワップポイントが貯まっていく感じ。外貨貯金の利息がいい版ですかね。
MXN/JPYの為替変動要因
では、どんな要因でMXN/JPYの為替変動が起こるか可能性があるかですが
アメリカ大統領トランプ様の政策
メキシコの最大の輸出相手国は、アメリカ。アメリカへの自動車部品や電子機器部品がダントツに多い国です。その為、アメリカがメキシコからの輸入を少なくする政策等を取った場合、為替に悪い影響がでるのではなでしょうか。
その面では、NAFTAの再交渉のニュースは追っかけておきたい所です。
原油価格の下落
原油は、メキシコの輸出の約4%程度を占めている為、原油価格が下落するとMXNも下落する傾向にあるようです。
このように為替変動要因は有りますが、為替変動に気を付けながら、コツコツとスワップ狙いにはいい通貨ペアのような気がします。
という事で、MXN/JPYのスワップ狙い、現時点では有りと考えて、軽く買って様子見する事にしてみます。